文科省レク

6つの要請と回答

2025年12月24日。高崎7時開門問題について、ZOOMを使って文科省レクを行い、6つの要請をしました。

全群教から6つの要請

(1)高崎市のやり方は教員の「働き方改革」に逆行していると助言すること。

(2)「文科省の示す預かり事業ではないため指針に従う必要はない」としているが、「受け入れるが預からないので、預かり事業ではない」という詭弁が通るなら、対話がなりたたなくなる。市教委は「管理職も教員も早朝出勤の必要はなく、校務員が門を開けるだけ」としているが、それをそのまま実行すれば「暖房もついていない部屋に子どもを放置する」という状況が生まれる。これは児童虐待となるため、再検討する必要があると助言すること。

(3)市教委は、トラブルには「その時学校にいる教職員が対応(全群教への回答)」としている。「誰も来ないはずなのに、いる人が対応」というのは、教職員に自発的な早朝出勤を促すことになり、黙示の命令に当たる。これは問題であると助言すること。

(4)600人以上(アンケート回答者の95%以上。高崎市の教職員は約3200人)の教職員の反対の声を「少数」と無視することは、労使の信義則に反するため、組合と真摯に話し合うよう助言すること。また「少数意見を無視すること自体が問題である」ことも助言すること。

(5)市教委が、アンケートの母数600では少なすぎて参考にする価値がないと考えるなら、教委の責任で悉皆アンケートを行うよう助言すること。

(6)どうしても事業を実施するのであれば、現場の教職員の意見を聞くこと、子どもたちの安全を守るための人員配置、持続的な運用のための制度設計が必要であることを助言すること。

文科省からの回答

(1)から(3)について
御指摘の高崎市における取組については、具体的な運用は今後整理されていくものと伺っています。本年9月に改正した働き方改革に関する「指針」においては、「教育職員の勤務時間より前又は児童生徒の下校時刻より後の時間帯に、学校施設において児童生徒を預かる活動を行う必要がある場合には、地方公共団体は、保護者又は地域住民その他の関係者の参加を得て、学校以外が管理を行う体制を構築すること」としており、その趣旨などを高崎市教育委員会や群馬県教育委員会にもお伝えしているところです。

(4)から(6)について
高崎市教育委員会の取組に関し、現時点で、文部科学省の立場から個別具体的な進め方等に言及はいたしませんが、現在検討中の取組を実施する際には、利用する児童の安全を確保し、保護者を含めた関係者が安心できるように運用する必要があると考えており、まずは高崎市教育委員会において適切な体制を検討いただくとともに、群馬県教育委員会にも指導・助言に努めていただきたいと考えています。
文部科学省としては、引き続き、本件も含めた学校における働き方改革の取組について、その状況を注視してまいります。

文科省も

児童の安全が確保できないこと

安心できる施策ではないこと

適切な体制ではないこと

を認識しました。これほど杜撰な施策を見切り発車で始めることは、子どもの安全に対してあまりに無責任だと言えます。

文科省レク

レクとはレクチャーのことです。7時開門問題について、文科省もメディアを通じて把握はしていますが、詳細までは分かっていません。オンラインですが約45分間、この問題についてじっくり説明しました。

文科省も「開門事業であって預かり事業ではないから、見守りは不要」「事故があったら市が賠償するのだから、安全を守るための制度設計は不要」という高崎市教委の態度に、「まさか指針(※)をそういう風に捉えるとは…」は驚いていました。(極めて悪質な曲解ですからね)

※文科省指針(抜粋)

学校の日課表等において定める児童生徒が登校すべき時間は教育職員の所定の勤務の開始時間より後にするものとすること。また、教育職員の勤務時間より前又は児童生徒の下校時刻より後の時間帯に、学校施設において児童生徒を預かる活動を行う必要がある場合には、地方公共団体は、保護者又は地域住民その他の関係者の参加を得て、学校以外が管理を行う体制を構築すること。

「市教委を直接指導するわけにはいかないなら、せめて県教委に助言してほしい」「組合への不誠実な態度は問題であると注意してほしい」「文科大臣に伝えてほしい」と、猛アピールしましたが…

文科省が積極的に動くことはないかもしれませんが、高崎の異常さについては理解したと思います。

文科省要請(全文)

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