
いざ加入してから「そんなこと聞いてないゾウ!?」とならないために、全群教に入ることの「メリット」と「必ずやること(デメリットはありません)」について、知っていただきたいと思います。
いえ、組合についてもう十分に理解しました。
「もう加入を決めたゾウ!」という人はコチラへ
目次
全群教に加入するメリット

とりあえず3つあげます
①パワハラに負けない
組合は、使用者(学校の場合は校長や教委)と対等に交渉する権利を法律で認められています。言い換えると「労働者は組合に入らなければ、使用者と対等にはなれない」ということです。つまり「組合に入らないこと」は、「労働者と使用者が対等ではない状態を受け入れること」を意味します。
仮に校長からパワハラを受けたとき、組合に入っていなくても教委に申し入れはできます。しかし、校長を任命しているのは教委です。それで問題解決につながるでしょうか?
組合員であれば、組合を通して校長や教委に申し入れます。必要であれば役員が直接学校まで交渉に行きます。
パワハラされても泣き寝入りする人が多ければパワハラは減りません。声を上げる人が増えることで、パワハラは減っていきます。「全群教の組合員を増やすことは、学校からパワハラをなくすことにもつながる」と、私たちは考えています。
②勤務条件の改善
不当な異動を押し付けられたり、正当な権利を主張しにくい空気を作られたりしたことはありませんか?
通勤距離、家庭事情、希望校種、人間関係等、一人として同じ事情の人はいません。ワガママを言うつもりはないけれど、「どうしてもここだけは配慮してもらわないと困る」という時もありますよね?
そんな時は校長に「お願い」して、教委に具申してもらうことになります。しかし、あくまで「お願い」に過ぎませんし、どんな風に具申したのか(あるいは「していないか」)も分かりません。組合として教委に直接確認すると、「そんな話は聞いていませんでした」などということもあります。
全群教は正当な方法で個人の権利を主張し、勤務条件を改善していきます。
③知る
日本人の多く(私たちも含め)は、労働者の権利を知らないまま社会に出ていきます。全群教には教職員の権利を守るための多くの知見があります。自分の権利について「知る」ことで、世の中の見え方が変わってくるはずです。
そしてもう1つ。他の組合員たちの教育への向き合い方を「知る」ことができます。
教育委員会から降りてくる授業マニュアルや、過度に子どもたちの行動や思考を管理しようとする教育に疑問をもったことはありませんか?
上から正解を押し付ける教育に疑問をもち、「目の前の子どもたちのために本当に必要な教育は何だろう…」と毎日悩みながら、そして楽しみながら授業をしている仲間がいます。
「何かヘンだな…」と感じていたのは自分だけではなかったことに気づき、「誰かに怒られないための授業じゃなく、本当に子どもたちのためになる授業をするぞ!」と教師になると決めたときの気持ちを思い出すはずです。
加入後、必ずやること

必ずやることは3つです
①組合役員選挙への投票
年に一度、役員選挙があります。立候補者名簿と投票用紙が郵送されますので、返信用封筒にて送付してください。「え、それだけ?」と思うかもしれませんが、これは法律(地方公務員法53条の3)で定められていることなので、必ず投票してください。もちろん自分自身が立候補することも可能です。執行委員会は週一回集まって会議を行っています。
②大会・委員会への出席(もしくは委任状送付)
原則として6月に大会、12月に委員会を開催しています。大会は最高決議機関、委員会は大会に次ぐ決議機関です。
コロナ以降、大会や委員会のもち方について模索しています。現在は総会方式で、すべての組合員の参加を認めています(もしくは委任状送付で代替)。ここでの決定事項が組合の正式な方針となります。案内が郵送されますので、出席か委任かを選んで送付してください。
③組合費の納入
これが一番気になるところですよね。
実は、組合を維持するには結構お金がかかります。事務所の賃貸料や機器のリース代、組合員の活動費等々。そして一番お金がかかるのが専従職員(組合の仕事に専ら従事している人)の給与補償です。
全群教の組合員は普通に学校で働いている教職員です。でも、学校現場から離れて組合の仕事に専ら従事する人もいないと現状の組合活動は維持できません。ところが学校現場から離れると教育委員会からの給与は支払われません。
そこで
・組合費を集めないと組合が維持できない。
・組合が維持できないと自分たちの人権を守れない。
・自分たちの人権を守るために組合費を支払う。
と納得した上で組合費を支払っています。金額は、正規雇用の場合は月々数千円(年齢によって変わります。5000~8500円です。具体的な金額は個別にお話しします)、臨時教職員の場合は月々1000円です。
私たちも「安くない」とは思っていますが、人権と尊厳はプライスレスです。
逆に、これを機会に今まで必要以上に払い過ぎていた生命保険やスマホの通信費などを見直してみると、トータルの収支はプラスになるかもしれません(中の人はプラスになりました。詳細については組合員のページで)。
え、やることってこれだけ?
そうです。やらねばならないことは投票・出席(or 委任状)・組合費納入の3つだけです。
じゃあ、あとは何するの?

「やりたいこと」をやるのです!
例えば…
①教委・校長との交渉
勤務条件について要求し、交渉します。これは組合だけがもっている権利であり、ここで得た回答は公式なものとなります。校長と交渉し、自校における勤務条件や教育条件の改善につなげている組合員もいます。
②組合員同士でつながる
「これ、変じゃない?」「そっちの学校ではどうなってる?」などと情報交換していると「これ、違法では?」と気づいて、教委への改善要求につながったりします。意識的に自分の学校以外の情報に触れないと、おかしなことがあっても気づかずにスルーしてしまいがちです。違和感を飲み込まずに吐き出し、話し合えるつながりが大切ですね。
③学び合う
全群教として「生き生き教育講座」「組合学習会」「教育のつどい」などを開催して、授業の工夫や教職員の権利などについて学び合っています。もちろん各支部や学校単位で独自に開催してもOKです。「嫌々やらされる官製研修」ではなく、「ノリノリで自ら学ぶ自主研修」です。
その他
教職員の労働環境を改善したり、子どもたちのためのよりよい教育を目指す活動なら何でもOKです。なぜなら組合活動は誰かに何かを「やらされるもの」ではなく、自分たちで「作っていくもの」だからです。
加入問い合わせフォーム

全群教に入りたくなってきましたよね?
でも組合員に会ったこともないのに、すぐに加入するというのも不安だと思います。
そこでまず、この問い合わせフォームから連絡してください。役員が詳しく説明しますので、十分に納得してから正式に加入していただきたいと思います。
あなたからの連絡をお待ちしています。