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組合に入るメリットは?
組合に勧誘すると、「困ったら入ります」と言われることがあります。もちろん困りごとを相談されたときには対応しますが、組合は「困ったら入り、解決したらやめる」ものではありません。
仮に今、自分が困っていないとしても、困っている人は必ずどこかにいます(そしていつ自分の番が来るかは分かりません)。「困っている人をみんなで支える」のが組合ですから、「今は困っていないけど、困っている人を支えたい」という仲間がたくさんいないと、困っている人を支えることができません。そしてもちろん自分が困った側になったとき、組合が消滅していれば誰も支えてくれません。
そして今後も必ず、困る人は出てきます。そうして困っている人を支え続けるには、組合員を増やし、裾野を広げることが絶対に必要です。
実は、自分が「困っている」ことに気づいていない人も多いです。目に見えるパワハラを受けていなくても、勤務時間内にできるはずのない仕事を押し付けられることなどもパワハラです。そしてそれが「できてしまう人」が「やってしまう」ことで、新たな息苦しさ(例えば「子育て中で、6時に帰らなくてはならないので申し訳ないと感じてしまう」「子育て中の人を迷惑と感じてしまう」など)を生み出します。つまりこの場合、「できてしまう人が余計にやる」のではなく、「できるはずのない仕事はやらない」体制をみんなで作っていくことこそが、本当にやるべきことです。
「組合に入るメリットは?」と聞かれることもあります。
労働組合は「労働者の人権を守るため」の最も重要でなインフラですから、本来なら「労働者に人権は不要」と考える人以外は全員入るべきものです。「メリットは?」と言う方は「組合費を払うだけの見返りがあるのか?」と考えているのだと思います。
結論から言えば、「お金でサービスを買う」という感覚だと、メリットは感じられないかもしれません。労働組合は、みんなでお金を出し合って、みんなの人権を守るためのプラットフォームを維持しています。イメージとしてはスポーツジムに近いです。みんなでジムを維持し、そこでトレーニングすることで、みんなで強くなっていきます。
「メリット」というのが適切かどうかは分かりませんが、最大のメリットは「人間としての、労働者としての尊厳」を得ることができるのが組合です。
組合で得られるもの

人間としての誇りと尊厳を得られるのが組合です。
①パワハラに負けない
組合は、使用者(学校の場合は校長や教委)と対等に交渉する権利を法律で認められています。言い換えると「労働者は組合に入らなければ、使用者と対等にはなれない」ということです。「組合に入らないこと」は、「対等に交渉する権利を放棄すること」と言えます。
仮に校長からパワハラを受けたとき、組合に入っていなくても教委に申し入れはできます。しかし、校長を任命しているのは教委です。申し入れても、有耶無耶になってしまうこともよくあります。
組合員であれば、組合を通して校長や教委に交渉を申し入れます。必要に応じて役員が直接交渉し、法に則って改善を要求します。
報復を恐れて泣き寝入りする人が多ければパワハラは減りません。勇気を出して声を上げる人が増えることで、パワハラは減っていきます。「全群教の組合員を増やすことは、学校からパワハラをなくすことにもつながる」と、私たちは考えています。
②勤務条件の改善
不当な異動を押し付けられたり、権利を主張しにくい空気を作られたりしたことはありませんか?
通勤距離、家庭事情、希望校種、人間関係等、一人として同じ事情の人はいません。ワガママではなく、「どうしてもここだけは配慮してもらわないと自分の生活が成り立たなくなる」という時もありますよね?
そんな時は校長に「お願い」して、教委に具申してもらうことになります。しかし、それはあくまで「お願い」に過ぎません。どんな風に具申したのか(あるいは「していないか」)も分かりません。組合として教委に直接確認すると、「校長が言っていたことと違う」などということもよくあります。
全群教は正当な方法で個人の権利を主張し、勤務条件を改善していきます。
③知る
日本人の多くは、労働者の権利を知らないまま社会に出ていくため、「個人の権利を主張するのはワガママ」という風潮さえあります。全群教には教職員個人の権利を守るための多くの知見があります。自分の権利について「知る」ことで、世の中の見え方が変わってきます(目からウロコが落ちます)。
そしてもう1つ。他の組合員たちの教育への向き合い方を「知る」ことができます。
教育委員会から降りてくるマニュアルや、過度に子どもたちの行動や思考を管理しようとする教育に疑問をもったことはありませんか?
全群教には、上から正解を押し付ける教育に疑問をもち、「目の前の子どもたちのために本当に必要な教育は何だろう…」と毎日悩みながら、そして楽しみながら授業をしている仲間がいます。
「何かヘンだな…」と感じながら、周囲に合わせていたのは自分だけではなかったことに気づき、「子どもたちのための授業がしたい!」と情熱に燃えていた、教師になった頃の気持ちを思い出すはずです。
加入後、必ずやること

必ずやることは3つです
①組合役員選挙への投票
年に一度、役員選挙があります。立候補者名簿と投票用紙が郵送されますので、返信用封筒にて送付してください。これは法律(地方公務員法53条の3)で定められていることなので、必ず投票してください。もちろん自分自身が立候補することも可能です。執行委員会は週一回集まって会議を行っています。
②大会・委員会への出席(もしくは委任状送付)
原則として6月に大会、11月下旬(もしくは12月上旬)に委員会を開催しています。大会は最高決議機関、委員会は大会に次ぐ決議機関で、ここでの決定事項が組合の正式な方針となります。
案内が郵送されますので、出席か欠席(=委任)かを選んで連絡してください。
③組合費の納入
組合を維持するには結構お金がかかります。事務所の賃貸料や機器のリース代等々。そして一番お金がかかるのが専従職員(学校現場を離れ、組合の仕事に専ら従事している人)の給与補償です。
私たち組合員は
・組合費を集めないと組合が維持できない。
・組合が維持できないと自分たちの人権を守れない。
・組合を維持し、人権を守るために組合費を支払う。
と納得した上で組合費を支払っています。

組合費は、決して安くはありません(上限は7,000円)。でも、人権と尊厳はプライスレスです。
組合加入を機に、今まで必要以上に払い過ぎていた生命保険やスマホの通信費などを見直せば、トータルの収支はプラスになるかもしれません(節約方法の詳細ついては組合員のページで)。
え、やることってこれだけ?
そうです。やらねばならないことは投票・出席(or 委任)・組合費納入の3つだけです。
じゃあ、あとは何するの?

「やりたいこと」をやるのです!
例えば…
①教委・校長との交渉
勤務条件について要求し、交渉します。これは組合だけがもっている権利であり、ここで得た回答は公式なものとなります。校長と交渉し、自校における勤務条件や教育条件の改善につなげている組合員もいます。
②組合員同士でつながる
「これ、変じゃない?」「そっちの学校ではどうなってる?」などと情報交換しているうちに、「これ、違法じゃないの?」と気づいて、改善要求につながったりします。自分の学校以外の情報に触れないと、おかしなことがあっても「そういうもの」と思い込み、スルーしてしまいがちです。違和感を飲み込まずに吐き出し、話し合えるつながりが大切です。
③学び合う
「生き生き教育講座」「教育のつどい」「組合学習会」などを開催して、授業の工夫や教職員の権利などについて学び合っています。もちろん各支部や学校単位で独自に開催してもOKです。相談していただければ、本部もサポートします。「嫌々やらされる官製研修」ではなく、「ノリノリで自ら学ぶ自主研修」です。これこそが本当の研修ですよね。
その他
教職員の労働環境を改善したり、子どもたちのためのよりよい教育を目指す活動なら何でもOKです。なぜなら組合活動は誰かに何かを「やらされるもの」ではなく、自分たちで「作っていくもの」だからです。
加入問い合わせフォーム

全群教に入りたくなってきましたよね?
でも組合員に会ったこともないのに、すぐに加入するというのも不安だと思います。
そこでまず、この問い合わせフォームから連絡してください。役員が詳しく説明しますので、十分に納得してから正式に加入していただきたいと思います。
あなたからの連絡をお待ちしています。