中体連春季大会・総体開会式廃止!

春季大会と総体開会式が廃止となります

全群教では、以前から春季大会と総体開会式の廃止を何度も要求してきました。

春季大会については「子どもたちのためにやるべきだ」という意見があることも承知していますが、年度始めの超多忙な時期に行うこと、コロナ禍の中で無理をしながら行っていること、春の大会があることで夏の総体が酷暑中での開催となり、生徒たちの命の危険すらあることなどから、組合として廃止を要求し続けてきました。

詳しくは過去記事をご覧ください。

総体開会式は?

総体開会式廃止も、以前から全群教が要求し続けてきたことです。

早朝に集合。開会式のためだけに前橋まで行き、猛暑の中で入場行進だけして、そこからまた遠くの会場に移動して試合…

生徒たちに、試合で最高のパフォーマンスを発揮させてあげたいなら、どう考えても開会式は不要です。学校現場で「総体の開会式は必要だ」と言っている人に出会ったことがありません。

行進を見て「ビシッとそろっていて気持ちがいい!」と感じる人もいるのかもしれませんが、それは「やらせる側」の動機であって、「やらされる」生徒たちのためを思ってのものではありません。命令された通りにビシッと並び、命令された通りにビシッと行進する、明治以来の軍隊教育の名残です。

部活でお悩みの方は全群教へ

部活については様々な意見がありますが、春季大会については「教育活動全体を見たときにマイナスが多いため」、総体開会式については「マイナスしかないため」、廃止を要求してきました。

全群教は「子どもたちにはスポーツや文化活動に触れる権利がある」と考えます。しかし「子どものため」という美しい言葉を言い訳にして教職員に部活の負担を押し付ける、今までのあり方には明確に反対です。

全群教は長年、県教委との交渉を続けてきて、「顧問の強要は、あってはならない」「部活動の顧問については職員の意向を十分配慮する。また、顧問を強要することのないよう管理職を指導する」という回答を得ています。この回答は、なかなか現場まで浸透はしていませんが、全群教の組合員が増え、声を上げていくことで徐々に浸透していくはずです。

部活の悩みを抱える方は多いですが、一人一人状況も考え方も違いますし、解決のための方途も違います。しかし唯一共通しているのは、一人で悩んでいても、誰かが解決してくれるものではないということです。ぜひ全群教に加入し、一緒に問題解決を目指していきましょう。

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