第35回定期大会
定期大会
6月3日(土)第35回定期大会を開催しました。
日々忙しい中、休日に都合をつけて組合活動のために集まるのは大変です。でも、やはり実際に会うことで課題が明確になったり、つながりを確認したりできます。直接対話することの大切さを再確認することができました。
参加できなかった方たちも文章で現場の実態を寄せてくれました。多くの報告や意見を聞き合う中で、組合の必要性を実感しました。おかしいことに「おかしい」と声をあげる人が1人でもいれば、その学校の雰囲気は大きく変わります。たとえ声をあげられなくても、苦しんでいる人に寄り添う人が1人でもいれば、その人は救われます。
やはり、全群教を大きくしていくことが必要です。
参加者より(紙上発表含む)
再任用は給料の面で、やはり大変。
子どもたちに余裕を持たせようという改革を進めてきた。校時表を見直し、15時半から部活動を開始。17時すぎには子どもたちは帰った。教員もゆとりがあった。無駄な指導をなくしたことで、教員と子どもの関係がよくなった。
マイタウンティーチャーとして今年度は始まったが、病休補助に任用替えを行った。市費の待遇の悪さ、臨時的任用の職員会議での発言力の低さが悩ましい。
教員が仕事をする時間を確保しようと、下校指導を改善。放課後に事務仕事ができるようになった。月曜校時を水曜日にも拡充し、放課後に仕事ができる時間が長くなった。
週29コマ持っている。
オンラインサポーターで時給1000円。実際に働いている時間で計算すると最低賃金を下回っている。
子どもたちが楽しく学校生活を送れるようになっているか? 教科書の内容が本当に楽しいものになっているか? 子どもたちが夢中になれるものを探すのが、教師のやるべきことなのではないか?
特別支援学校。「子どもの数に対して教員が多い」と県教委から指摘され、教員が減らされた。とても苦しい。
小規模校なので分掌が多くて大変。子どものことを考えるゆとりがない。
特別支援学級の担任が毎年変わることで、継続した指導ができない。(子どもが)協力学級の中で(自分だけ)支援されることを嫌がる。
特別支援学級の持ち手がいない。部会に行くと臨時教員が多い。管理職の理解の問題もある。一人では大変なので、組合に相談することが大事。
今年組合に入った。いろいろな勉強会に参加したり、職場の話を聞いたりできる楽しい場所だと思う。
普通クラスに通えない病気の児童にも支援の手が届くといいな、と思っている。
特別支援学級の児童で、薬を飲み忘れていると大変。特別支援学級に入らずに、通常級にいる児童が大変。働き方についての情報がなく、改革が進んでいない。
子どもたち、家庭の学校に対する不信感、うまくいっていない感じ。教育相談をすると、先生たちへの不信感について話が出る。でも、その先生たちががんばっているのもわかる。やはり余裕がないことが問題。
部分休業は欠陥のある仕組み。校内でまかなわれなければならないのが問題。でも、権利なので堂々と取得してほしい。堂々と取得できるような労働環境を作っていくことが大事。
管理職が全員不在の日があったりして、職員が不満をもっている。
部活以外は手を抜いている人もいて、疑問を感じる。
教育業務支援員(?)が配置され、授業準備や雑務などを手伝ってくれて、たいへんありがたい。
特支学級対象の児童が年々増えている。その対応がついていかずに、担任に負担がそのまま来ている。
PTAがなくなり、任意参加の団体になった。
今年は、加配が切られて余裕がない。
学校が親代わりをするような仕事が多い。
働き方改革に、校長はあまり積極的ではない。
1人当たりの持ち時数が多く、ゆとりがない。
発達に問題を抱えている児童が増えてきているよう感じる。親の理解があれば指導しやすいが、そうでないと色々な面で難しい。学年に1人ずつ副担がいれば、もう少し子どもたち一人一人に目を向けられるのだが…。人手がない、時間的ゆとりがない。
地公臨で働いており、昔よりは早く帰れるが、まだ月30時間ほどの残業がある(4月)。他の先生は倍くらいありそう。校内研修など、やり過ぎに感じる。(特に小学校)
適切な通勤距離、規模の学校に居させてもらい、ワークライフバランスを保った生活を続けている。
多忙を極めている。
年休が取りやすく、働きやすい職場。ただ、行事やテストが立て続けにあり、生徒も教員もひと息つく暇なく、1学期が終わりそう。ゆとりがもう少し欲しい。
働き方改革は待ったなしだと思うが、「だから部活動が学校からなくなるのは仕方ない」では片づけられない。部活動を始め、課外活動が担ってきた教育活動とその成果は大きいと思う。土日に部活指導した分、平日に休みが取れるようにするというのも、1つの方法ではないか。
再任用2年目での転勤は非常に疲れ、「来年の再任用はどうしようか?」と自問自答しながらの毎日。なかなか組合活動の力になれないが、細くてもつながっていることが大切だと思う。
どのクラスも常に自転車操業で、帰りたくても帰れない日々が4月からずっと続いている。教員数は実態に全く合っておらず、大多数が「自分が休んだら回らない」と感じている。軽い体調不良なら無理して来て、子どもを帰らせてから、フラフラになって休みをとる先生ばかり。いよいよ限界で休むと、翌日、申し訳なさそうに出勤する姿。当たり前に自分の体を守れない異常な光景。教育実習生や介護等の体験生すら、貴重な人員として扱っている状況。
産育休に入った英語教諭の授業を特別支援学級担任が16時間引き受けており、人手が足りない。支援員も1名不足。ギリギリの状態で日々の授業をやりくりしている。
68歳の臨時教員が主任というのは問題。正規の先生をもっと増やしてほしい。
時間給なので、準備等は無給で、打ち合わせ時間もなし。また、情緒学級が大変なので人を増やせないか校長に聞いたら、「補充はない」ときっぱり言われた。
4・5月とバタバタ、息をつく間もないような毎日。4月は勤務時間が過労死ラインを超えている先生が多数いて、管理職から「無理をしないように」と声かけがあった。しかし、労働環境が変わるわけもなく、目が赤く(血管が切れて出血)なっている先生が数名いる。みんなギリギリスレスレのところで生きているように見える。みんな頑張りすぎている。
再任用だが、学年主任・部活主顧問。特別支援学級が多く、通常学級にもいろいろな子どもがいて、個別対応が大変。マンパワーが必要だが、それだけの人がいない。みんながみんな忙しく、少しでもどうにかできないかと思う毎日。
雑談する時間がない。職員間のコミュニケーションが不足しているように感じる。育児関係の休暇は、制度ができても職員の確保ができていない。
臨時的任用職員の年金制度加入が昨年10月から変わり、煩雑になり大変。
(組合加入前から)管理職に業務量の適正化を訴えてきたが、負担軽減を真剣に考えてもらえなかった。結果的に、自分の子どもの通院ができなくなり、管理職からも冷たく当たられ、精神的な辛さも増していった。
「正規採用者だから、残業はあって当然」「経験年数が多いのだから分掌も相応なものを」というような教員界の不文律・悪しき慣習から、何度となく改善を求めても「わがままを言っている」と管理職に捉えられていた。退職の2文字が頭をよぎることが幾度となくあったが、次の世代に同じ思いをさせないためにも、踏みとどまった。
ツイッターをきっかけに全群教と連絡を取りはじめ、パワハラへの対処や業務量適正化要望の妥当性などについて相談した。何をどのような方法・手順で伝えていけばいいのかわからず、たった1人で辛い日々を耐え、戦い続けていたが、組合に加入してからは、丁寧なアドバイスや励ましをいただき、自信を持ってスムースに交渉を行う事ができた。
まだ、残業時間も多く、改善の余地は感じるが、人間扱いを受けるようになったと感じている。また、困った時すぐに相談できる相手・仲間ができた安心感もありがたく感じている。「もっと早く組合に入って、相談しておけばよかった」と心から思っている。
この最後の方の話の詳細は組合員ページで公開しています。