パワハラ事例①
ある臨時の先生の例
内示日に…
校長が全職員の前で先生たちの異動先を発表。
ところが臨時で働いていたAさんについて
「Aさんについては、次の職場は決まっていません。このまま空きがなければ、どこにも所属はなくなります」とのこと。
Aさんにはお子さんもいて、人生設計が狂ってしまいます。
「アルバイトを探さないといけない…」と、顔面蒼白の状態になってしまいました。
たまたまAさんの学校には全群教の組合員がいて、同学年を組んでおり、色々と相談に乗っていました。
その組合員は校長に直談判します。
「1人の人間の人生、いや、子どもの人生まで変わってしまいます。どこかで働けませんか?」
校長は「空きがないんだからしょうがない」の一点張り。
そして、そのうちAさんを批判し出しました。
服装のことであったり、態度のことであったり。
要は、校長はAさんのことが嫌いだということが分かりました。
ちなみにAさんは副担任として、事務仕事など、目立たない仕事で学年を支えていました。
同学年の主任や担任団からは大いに信頼されていましたし、生徒からも好かれていました。
つまり、嫌っていたのは校長だけです。
その校長が好む教員像は
①早く来て遅く帰る教員。
②常に動き回り、忙しそうにしている教員。
③生徒を怒鳴りつけて、徹底管理する教員。
当然、話し合いは平行線。校長は「しょうがない」の一点張り。
Aさんの選択肢は2つ。
①あきらめて泣き寝入りし、アルバイトを探す。
②全群教に加入して、市教委と直接交渉する。
Aさんは②の道を選びました。
組合として申し入れた場合、教委は正当な理由なく断ることができません。
もちろん生活のためもありますが、これは人間としての尊厳をかけたたたかいです。
この後の顛末はセンシティブな内容を含むので、組合員のページで報告します。